ネパール:アンナプルナベースキャンプトレッキング 4日目
3日目はこちら
4日目 バンブー(2150m)→マチャプチャレBC(3700m)
3日目の記事で一日短縮して一気にマチャプチャレBCに行こうという結論が出たので朝は早くから動き出しました。5時くら いに起きた時の外の様子がこんな感じ。星がすごくよく見えます。
朝ごはんは次の村でとると決めて、暖かくて甘いミルクティーだけもらって出発です!
薄暗い中を進み、2時間ほどで次の街までやってきました。ドバンに到着です。
白い山の頂が近づいてきました。
朝食をとったロッジの壁に立てかけてあった地図が可愛いです。
ドバンを出てしばらく歩いたところに、滝というか、崖の広い範囲で水が流れ落ちている何かがあります。ここから川に流れ込み、ドバンやバンブーのような街が発達できるんだろうなと思います。展望台のようなスペースがあり、カラフルな旗で飾ってありました。
そこからまた2時間ほど歩いて、途中地点のヒマラヤ(2900m)に到着。紛らわしい名前です笑
可愛い犬さんが出迎えてくれました〜!本当に人懐こくて、道行く人みんなに可愛がられていました。帰りも会えるといいな。
さて、ここから3000mを越えていきます。最終的に今日は3700mまでいきたいのでとにかく登る。(オレンジのリュックが著者です。)
あと、個人的にすごく面白いなと思ったのはこの辺りで急に紅葉ゾーンが現れたんですよね。
2日目の出発地点には桜も咲いていたし、3日目の午前中は灼熱地獄だったし、紅葉も見られるし、見上げる山は真っ白だし、頭がだんだんバグってきます。1日ごとに異なる季節を経験できるってなかなかないので面白い経験でした。
2日目の桜
歩いていると再び村らしきものが見えてきました。ちょうど12時くらいだったのでそろそろお昼かな。
3200m!デウラリに到着です。元々今日はここまでの予定でしたが、まだお昼なので昨日の変更通り、先まで進むことにしました。ここでお昼にします。
ここのピザとダルバート(ネパールの定食でレンズ豆のスープとスパイスの聞いたおかずとご飯の組み合わせ)は絶品でした!高度が上がるにつれて食事も貧相になっていくと予想していたので、思いがけずに美味しいご飯が出てきて驚きでした。帰りもこのレストラン寄ろうか〜と話していた、のですが…
ランチに大満足して、しばらく休憩していると、なにやら雲行きが怪しくなってきました。幸いテラスにいてすぐに様子に気づけたので慌てて出発しました。
そして村から1kmほど離れた頃、ハッと気づくと食い逃げしていました。2人ともなぜ気づかなかったのかわからないほど見事に食い逃げしていました。
人生初の食い逃げがネパールになるとは思っていませんでしたが、戻るにはなかなかアップダウンが多い箇所…帰り道に絶対に料金を支払おうと決意して、先に進みます。
デウラリを出た後は谷底みたいなところを歩くのですが、ここ3300mくらいあるんですよね…谷の上は4000~5000mくらいあるのかな。山?壁?の上から白く見えているのは雪解け水や雨が流れた後です。
この辺は雲も出ていて景色が見えず、なかなかしんどいエリアでした。霧が一瞬晴れると絶景で個人的には好きなルートでしたが、暗くてあまり良い写真がないのです。
印象に残っているのが、この天然のかまくら?的なやつです。降り積もって固まった雪の塊が、岩の隙間を流れる雪解け水に溶かされて入口ができ、ドームのようになっています。中には入れないような標識がありましたが、人が入れるくらいの高さがありました。
この辺りは、神秘的で本当に素敵なのですが、流石に空気が薄くて、登りが延々と続くのがしんどかったですね。この時点で3500mくらいです。
休憩を挟みながら、なんとか3700m地点のマチャプチャレBCに到着!!
ですが、雲に覆われて、アンナプルナも、今まで見えていた魚の尻尾のような形のマチャプチャレも見えず…。明日の天候が良いことをひたすら祈ります!!!
しっかし、この高さにこれだけ立派なロッジを建てられるのはすごいです。Wifiもあり、暖かくて美味しいご飯を食べ、翌朝4時半ごろの出発を見据えて早めに就寝です。
5日目に続く