ネパール:アンナプルナベースキャンプトレッキング 3日目
3日目
ジヌー(1700m)→チョムロン→シヌワ→バンブー(2150m)
1〜2日目はこちらから!
この日はまず鶏の声で5時前に起こされました。が、あまりにも疲れていたので2度寝。
7時半に起きて朝ご飯食べ、出発です。
この日はとにかく登る。
生活路として整備されているのはありがたいですが、とにかく登り。そして容赦ない日差しと眼下の動物の糞。上りだと特に辛いのですが、ロバや馬たちが荷物を運んでくれるおかげで豊かな食生活があるので、文句は言えません笑
ジヌーからチョムロンの登りが、このトレッキングの全行程で一番辛かったです。
登った先のチョムロンはかなり栄えていて、おしゃれなカフェまでありました。手前のお店でお昼を済ませていたので、帰りはここにくるぞと決意しながら進みます。
ここから先はアンナプルナサンクチュアリーと呼ばれる聖域で、ペットボトルの持ち込みは禁止です。この先の宿の数が書いてあるボード。
ここでトレッキングビザを見せてスタンプをもらいます。受付横の手書き天気予報。
そこから2時間ほどこれまた急な階段を登ってシヌワにたどり着き、お茶休憩している間に雨が降り出しました。結構どしゃぶりだったのでタイミング的には完璧でしたね。足止めを食らったものの凍えずにすみました。
カフェから2本の虹が見えてテンション上がりました。上側のはうっすらとしてますが。
雨が止みかけたタイミングで出発し、1時間ほど歩いた頃でしょうか、
やっと!!白い山が!!見えてきた〜〜!!!
雨が降ったおかげか空気が澄んで、目指すべき山も見えて、この辺からは一気に元気になりました。この白い山はちなみに目指しているアンナプルナではなく手前のマチャプチャレ。別名Fish tailです。確かに二つの峰があって魚の尻尾みたいに見えます。
シヌワから少し下ったところにあるバンブーという名前通り竹林に囲まれた村にたどり着いた頃には4時くらいだったので、今夜の宿を探します!
夜はチャーハンとヌードルスープ、春巻きを食べました。凄まじいボリュームで下がすごく美味しくて感激。これが今夜私を苦しめるとは知らずにパクパク食べてしまいました…。
ロッジはほぼ満杯で食堂は混んでいました。スェーデン・ドイツ系のパーティとクロアチアからきたパーティがいて、両方ともベースキャンプから降りてきたところだったので、色々話を聞くことができました。クロアチアのお酒を分けてもらったのも良い思い出。
この日は11月4日。もともとの予定では7日に頂上にたどり着く行程でした。
11/3 カトマンズ→ポカラ→ナヤプル→ジヌー
11/4 ジヌー→バンブー(今ここ)
11/5 バンブー→デウラリ(3200m)
11/6 デウラリ→アンナプルナBC(4000m)(泊まり)
11/7 アンナプルナBCで朝焼けを見る→下り
しかし7日の天候が不安になってきました。せっかく4000mまで行って曇ってアンナプルナが拝めないのは避けたい…
そう考えた私たちは自分たちの高度適応能力を信じて翌日かなり高度を上げる作戦に変更。
11/3 カトマンズ→ポカラ→ナヤプル→ジヌー
11/4 ジヌー→バンブー(今ここ)
11/5 バンブー→マチャプチャレBC(アンナプルナBCまで2時間ほどの手前の村)
11/6 マチャプチャレBC→(登り)→アンナプルナBC→(降り)→ドバン
結果的にこの判断は大正解だったのですが、高山病等になりやすい人は急に高度を上げない方がいいので他人にオススメはできません。我々は高度5000mに車で行って少し歩いたことがあって空気の薄さのイメージがありました。また、行動中よりは寝る場所の空気の薄さが高山病に寄与しているため、アンナプルナで寝るよりは少し高度の低いマチャプチャレで寝て4000m以上にいる時間を減らすことができると考えてこの判断をしました。もちろん体力がない人・体調が悪い人が一人でもいたらゆっくり進むことが必要です。
ともあれ、この時点で翌日の長い行程が決定したので大人しく就寝します。バンブーという村は川沿いの少し低くなった場所にあり、高度は2100mくらいだったので特に問題なく眠れました。
しかし、ここで私はまさかのチャーハンと春巻きの油によって胃もたれに笑
ここまでずっと元気で一日中山を登っても高度を上げても平気そうにしていたのに食べ過ぎで胃もたれして眠れないという笑
ともかくそれくらいしかトラブルがないくらいに平和でした。
ちなみにこのバンブーの街の一番手前(登りから見て)のロッジはご飯も美味しく眺めも良くてお湯も勢いよく出て、全体的に満足でした。
4日目に続く