ネパール:アンナプルナベースキャンプトレッキング 5日目(BC到着編)

マチャプチャレBC、朝4時すぎ

溢れるほどの星と、とんがりが特徴的なマチャプチャレです。昨日曇っていてなにも見えなかったのが嘘のように雲ひとつなく、絶好のコンディションです。

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左手にマチャプチャレが見えたかと思うと、右手には8000m、今まで一度も姿が見えなかったアンナプルナがお出ましです!まだ外は仄暗いのに、山だけは光り輝いていて、神々しかったです。左上にオリオン座がめちゃくちゃはっきり見えます。

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ロッジは5時30分からやっていました。ここで暖かいミルクティーをもらい、出発します。

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マチャプチャレその2

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なんやかんやで結局出発できたのは6時でした。

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アンナプルナを目指していると、モルゲンロートのお出ましです。

モルゲンロートとは、早朝に、東の空より一筋の赤い光線が地上よりも先に山筋を明るく照らし、山脈が赤く染まる朝焼けのことです。

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空気は薄く、休憩しながらでないと進めないのですが、本当にきて良かったと思えるような朝焼けでした。

そしてアンナプルナBCに向かって少しずつ進んでいきます。そろそろ4000m近くなってきたころ。足元も少しずつ雪に覆われてきます。

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なにやら看板っぽいものが見えてきました。

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ちょうどマチャプチャレ側から自分たちの地面まで日がさした頃(8時くらい)
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ABC(アンナプルナBC)4130mに到着しました〜!!

とにかく白い山が眩しいのでサングラスは必須です!

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天気が良くてはしゃぐ人たち。

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朝ごはんを食べようとロッジに入ります。4000mに宿泊施設があるって改めてすごい…。

暖かい飲み物はすぐに出てきましたが、食べ物が一向に出てくる気配がなく…聞いてみると20分ほどかかるとのことだったので、外に写真を撮りに行くことに。

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アンナプルナ(第1峰 8,091 m 世界10位)は人類が足跡を刻んだ初めての8,000 m峰です。サンスクリットで「豊穣の女神」の意味で、なだらかで美しい山に見えますが、実は雪崩が頻発し、反対側の南壁は登攀技術的に困難を極める大岩壁で、8,000m峰の中では最も登頂者が少なく死亡率が高い山だそうです。(from Wikipedia)

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このえぐれた地形は氷河が作り出したものなのでしょうか。


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登頂を目指し、ネパール政府からパーミットを得られた登山家しか通れないエリアがあるのですが、ロッジとそのエリアの間にはカラフルな旗がはためいていて、白い山にとても良く映えました。アンナプルナのすぐ向かいに、マチャプチャレ(6993 m)があるというのもすごい光景でした…

 

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登頂は無理なので、アンナプルナをバックに探検家ごっこをする人たち。

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そうこうしている間に、頼んでおいたモモ(ネパール餃子)とスープヌードルが完成しました。ここで食べたツナチーズモモがネパール1美味しかった説があります。高度4000mで皮から作ってくれるという素晴らしさ。ありがたい。本当に、このトレッキングはご飯がずっと美味しくて感激でした。

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帰り際に物資の供給?に来ていたヘリ1機がすぐ目の前を横切って行きました。

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Googlephotoが合成して作ったパノラマにすると、3機あるように見える笑

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看板の後ろ側も抜かりなくて素敵!

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長くなったので下りは別記事で!最高の天気に恵まれたアンナプルナBCでした。

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ネパール:アンナプルナベースキャンプトレッキング 4日目

3日目はこちら

kuragekato.hatenablog.com

 

4日目 バンブー(2150m)→マチャプチャレBC(3700m)

 

3日目の記事で一日短縮して一気にマチャプチャレBCに行こうという結論が出たので朝は早くから動き出しました。5時くら いに起きた時の外の様子がこんな感じ。星がすごくよく見えます。

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朝ごはんは次の村でとると決めて、暖かくて甘いミルクティーだけもらって出発です!

 

薄暗い中を進み、2時間ほどで次の街までやってきました。ドバンに到着です。

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白い山の頂が近づいてきました。

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朝食をとったロッジの壁に立てかけてあった地図が可愛いです。

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ドバンを出てしばらく歩いたところに、滝というか、崖の広い範囲で水が流れ落ちている何かがあります。ここから川に流れ込み、ドバンやバンブーのような街が発達できるんだろうなと思います。展望台のようなスペースがあり、カラフルな旗で飾ってありました。

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そこからまた2時間ほど歩いて、途中地点のヒマラヤ(2900m)に到着。紛らわしい名前です笑

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可愛い犬さんが出迎えてくれました〜!本当に人懐こくて、道行く人みんなに可愛がられていました。帰りも会えるといいな。

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さて、ここから3000mを越えていきます。最終的に今日は3700mまでいきたいのでとにかく登る。(オレンジのリュックが著者です。)

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あと、個人的にすごく面白いなと思ったのはこの辺りで急に紅葉ゾーンが現れたんですよね。

2日目の出発地点には桜も咲いていたし、3日目の午前中は灼熱地獄だったし、紅葉も見られるし、見上げる山は真っ白だし、頭がだんだんバグってきます。1日ごとに異なる季節を経験できるってなかなかないので面白い経験でした。

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2日目の桜

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歩いていると再び村らしきものが見えてきました。ちょうど12時くらいだったのでそろそろお昼かな。

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3200m!デウラリに到着です。元々今日はここまでの予定でしたが、まだお昼なので昨日の変更通り、先まで進むことにしました。ここでお昼にします。

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ここのピザとダルバート(ネパールの定食でレンズ豆のスープとスパイスの聞いたおかずとご飯の組み合わせ)は絶品でした!高度が上がるにつれて食事も貧相になっていくと予想していたので、思いがけずに美味しいご飯が出てきて驚きでした。帰りもこのレストラン寄ろうか〜と話していた、のですが…

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ランチに大満足して、しばらく休憩していると、なにやら雲行きが怪しくなってきました。幸いテラスにいてすぐに様子に気づけたので慌てて出発しました。

 

そして村から1kmほど離れた頃、ハッと気づくと食い逃げしていました。2人ともなぜ気づかなかったのかわからないほど見事に食い逃げしていました。

 

人生初の食い逃げがネパールになるとは思っていませんでしたが、戻るにはなかなかアップダウンが多い箇所…帰り道に絶対に料金を支払おうと決意して、先に進みます。

 

デウラリを出た後は谷底みたいなところを歩くのですが、ここ3300mくらいあるんですよね…谷の上は4000~5000mくらいあるのかな。山?壁?の上から白く見えているのは雪解け水や雨が流れた後です。

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この辺は雲も出ていて景色が見えず、なかなかしんどいエリアでした。霧が一瞬晴れると絶景で個人的には好きなルートでしたが、暗くてあまり良い写真がないのです。


印象に残っているのが、この天然のかまくら?的なやつです。降り積もって固まった雪の塊が、岩の隙間を流れる雪解け水に溶かされて入口ができ、ドームのようになっています。中には入れないような標識がありましたが、人が入れるくらいの高さがありました。

 

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この辺りは、神秘的で本当に素敵なのですが、流石に空気が薄くて、登りが延々と続くのがしんどかったですね。この時点で3500mくらいです。

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休憩を挟みながら、なんとか3700m地点のマチャプチャレBCに到着!!

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ですが、雲に覆われて、アンナプルナも、今まで見えていた魚の尻尾のような形のマチャプチャレも見えず…。明日の天候が良いことをひたすら祈ります!!!

 

しっかし、この高さにこれだけ立派なロッジを建てられるのはすごいです。Wifiもあり、暖かくて美味しいご飯を食べ、翌朝4時半ごろの出発を見据えて早めに就寝です。


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 5日目に続く 

 

kuragekato.hatenablog.com

 

 

ネパール:アンナプルナベースキャンプトレッキング 3日目

3日目

ジヌー(1700m)→チョムロン→シヌワ→バンブー(2150m)

 

 1〜2日目はこちらから!

kuragekato.hatenablog.com

 

 

この日はまず鶏の声で5時前に起こされました。が、あまりにも疲れていたので2度寝。

7時半に起きて朝ご飯食べ、出発です。

 

この日はとにかく登る。

生活路として整備されているのはありがたいですが、とにかく登り。そして容赦ない日差しと眼下の動物の糞。上りだと特に辛いのですが、ロバや馬たちが荷物を運んでくれるおかげで豊かな食生活があるので、文句は言えません笑

 

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ジヌーからチョムロンの登りが、このトレッキングの全行程で一番辛かったです。

 

 登った先のチョムロンはかなり栄えていて、おしゃれなカフェまでありました。手前のお店でお昼を済ませていたので、帰りはここにくるぞと決意しながら進みます。

 

ここから先はアンナプルナサンクチュアリーと呼ばれる聖域で、ペットボトルの持ち込みは禁止です。この先の宿の数が書いてあるボード。

 

ここでトレッキングビザを見せてスタンプをもらいます。受付横の手書き天気予報。

 

そこから2時間ほどこれまた急な階段を登ってシヌワにたどり着き、お茶休憩している間に雨が降り出しました。結構どしゃぶりだったのでタイミング的には完璧でしたね。足止めを食らったものの凍えずにすみました。

カフェから2本の虹が見えてテンション上がりました。上側のはうっすらとしてますが。

 

 

雨が止みかけたタイミングで出発し、1時間ほど歩いた頃でしょうか、

やっと!!白い山が!!見えてきた〜〜!!!

 

雨が降ったおかげか空気が澄んで、目指すべき山も見えて、この辺からは一気に元気になりました。この白い山はちなみに目指しているアンナプルナではなく手前のマチャプチャレ。別名Fish tailです。確かに二つの峰があって魚の尻尾みたいに見えます。

シヌワから少し下ったところにあるバンブーという名前通り竹林に囲まれた村にたどり着いた頃には4時くらいだったので、今夜の宿を探します!

 

夜はチャーハンとヌードルスープ、春巻きを食べました。凄まじいボリュームで下がすごく美味しくて感激。これが今夜私を苦しめるとは知らずにパクパク食べてしまいました…。

 

ロッジはほぼ満杯で食堂は混んでいました。スェーデン・ドイツ系のパーティとクロアチアからきたパーティがいて、両方ともベースキャンプから降りてきたところだったので、色々話を聞くことができました。クロアチアのお酒を分けてもらったのも良い思い出。

 

 

この日は11月4日。もともとの予定では7日に頂上にたどり着く行程でした。

 

11/3 カトマンズ→ポカラ→ナヤプル→ジヌー

11/4 ジヌー→バンブー(今ここ)

11/5 バンブー→デウラリ(3200m)

11/6 デウラリ→アンナプルナBC(4000m)(泊まり)

11/7 アンナプルナBCで朝焼けを見る→下り

 

しかし7日の天候が不安になってきました。せっかく4000mまで行って曇ってアンナプルナが拝めないのは避けたい… 

 

そう考えた私たちは自分たちの高度適応能力を信じて翌日かなり高度を上げる作戦に変更。

 

11/3 カトマンズ→ポカラ→ナヤプル→ジヌー

11/4 ジヌー→バンブー(今ここ)

11/5 バンブー→マチャプチャレBC(アンナプルナBCまで2時間ほどの手前の村)

11/6 マチャプチャレBC→(登り)→アンナプルナBC→(降り)→ドバン

 

結果的にこの判断は大正解だったのですが、高山病等になりやすい人は急に高度を上げない方がいいので他人にオススメはできません。我々は高度5000mに車で行って少し歩いたことがあって空気の薄さのイメージがありました。また、行動中よりは寝る場所の空気の薄さが高山病に寄与しているため、アンナプルナで寝るよりは少し高度の低いマチャプチャレで寝て4000m以上にいる時間を減らすことができると考えてこの判断をしました。もちろん体力がない人・体調が悪い人が一人でもいたらゆっくり進むことが必要です。

 

ともあれ、この時点で翌日の長い行程が決定したので大人しく就寝します。バンブーという村は川沿いの少し低くなった場所にあり、高度は2100mくらいだったので特に問題なく眠れました。

 

しかし、ここで私はまさかのチャーハンと春巻きの油によって胃もたれに笑

 

ここまでずっと元気で一日中山を登っても高度を上げても平気そうにしていたのに食べ過ぎで胃もたれして眠れないという笑

 

ともかくそれくらいしかトラブルがないくらいに平和でした。

 

ちなみにこのバンブーの街の一番手前(登りから見て)のロッジはご飯も美味しく眺めも良くてお湯も勢いよく出て、全体的に満足でした。

 

4日目に続く

 

kuragekato.hatenablog.com

 

ネパール:アンナプルナベースキャンプトレッキング 1日目、2日目

2019年11月2~10日の間、ネパールのアンナプルナベースキャンプに行ってきました!

 

8000m級の山の目の前、4130mのベースキャンプまで自分たちで荷物をもち、夏山から冬山へと移り変わる景色を眺めながら最高のトレッキングができました!

 

スタート時点(1600mくらい)は夏山

 

4000m付近は冬山

 

私たち自身、過去行った人のブログを参考にして準備を勧めたので、日記形式で振り返って、忘備録&いつか行ってみたい誰かの役に立てばいいなと思います。

 

本記事では全体の行程・1日目と2日目についてお話しします。

 

まずは全体の行程です。土曜日発で翌週の日曜日着で、三連休も合わせると4日の休みで行ってきました。

 

11/2 成田空港→香港→カトマンズ

11/3 カトマンズ→ポカラ→ナヤプル→ジヌー

11/4 ジヌー→バンブー(2100m)

11/5 バンブー→マチャプチャレBC(3700m)

11/6 マチャプチャレBC→(登り)→アンナプルナBC→(降り)→ドバン

11/7 ドバン→ジヌーの近くのジープステーション→ポカラ

11/8 ポカラでのんびり

11/9 ポカラ→カトマンズ→香港

11/10 成田着

 

最初はちょっとタイトすぎる日程かと思いましたが、結果的にはかなり余裕があり、最後の方はポカラで暇して、カフェでのんびり本を読んで過ごしてました笑

とはいえ、天気がもし悪くて予備日が必要だったなら、かなりギリギリな日程だったので、これ以上は短くできないかな〜という感想です。

 

では、早速1日目と2日目について写真とともに振り返っていきたいと思います!!


1日目は成田空港→香港→カトマンズとほぼ飛行機移動の日でした。

22時ごろカトマンズ空港に到着して、ビザを申請します。ネットで申請できるようですが、我々はその場でやったので、並ぶのに少し時間を取られました。1時間半くらいかかってやっと空港から出ることができ、空港から徒歩10分くらいのホテルに泊まりました。翌朝7時のフライトだったので、5時に起きるべくそのまま就寝です。

 

2日目はカトマンズ→(飛行機)→ポカラ→(タクシー)→ナヤプル→(ジープ)→ジープステーション→(歩き)→ジヌーと、いろんな移動手段を駆使した1日でした。

まずはプロペラ機でカトマンズからポカラへ

プロペラ機でしたが、行きは割と大きめの機体だったのでそこまで恐怖感はなかったです。

 

飛行機移動で最高なのは、天気がいいときは山脈全体を空から眺められることです。

 

 

景色に見とれていたら、1時間ほどのフライトでポカラというネパール第二の都市に到着です。トレッキング客が多い。。。

 

その後、トレッキングの後に泊まる予定だったホテルに寄ってトレッキング中は使わないもの(飛行機で使うエア枕や後半二日分の服など)を置かせてもらいました。ホテルスタッフのお兄さんと仲良くなり、トレッキング情報を教えてもらったり、タクシーやジープをそのままそこでタクシーとジープを手配してもらったりで助かりました。

 

 

その後タクシー運転手とともにトレッキング許可書の申請へ。綺麗な建物でした。

 

書類に必要情報(個人情報や予定しているルートなど)を記入してお金を払い、トレッキング準備完了です。

 

まず、タクシーでナヤプルという中継の村に向かいます。そこまではなんとかタクシーで行けてそのさきはジープが必要だそうです、が、途中から道が全然舗装されていないので、できればジープで行った方がいいと思います。(帰りは全てジープでした。)

我々はナヤプルまで3000ルピー(約3000円)でしたが、乗合ジープにすればもっと安く行けたと思います。

(めちゃ揺れました)

 

車窓からはポカラで人気のパラグライダーの様子が見えました。

 

ナヤプルで、トレッキングの許可証を見せたりして、ジープに乗り替えてジープステーションという車が行けるギリギリのエリアまで車移動しました。

 

ここからトレッキングスタートです!

しばらく生活路のようなところを進んでいくと

な、何か見えてきた!!!

 

縮尺がおかしい気がしますが、吊り橋です。この下は川で、100mくらいの高さだったと思います。なかなか丈夫なワイアーではありますが、万が一底の板が抜けたらという恐怖が拭えなくて怖かったです。

 

 

馬も通ります。

 

渡り終えるまでに5分ほどかかります。結構怖かった…

 

この吊り橋からは歩いて30分ほどでジヌー村に到着です。そのとき16時半くらいだったので、今日はこの街で宿を探すことに。

 

ロッジの数は7つほどあったのですが、埋まり始めていたうえに部屋選びに慣れてなかったので、初日はあまり検討できませんでした。まず部屋を見せてもらって、トイレ、お風呂を見て、お湯について確認して良さげならそこに決める、という手順です。

 

泊まれませんでしたが、こんなにカラフルな宿もあります。

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この日泊まったTibet guest houseはベットはまぁまぁでしたが、シャワーの湯量があまりにも心許なくてめっちゃ体が冷えたのが辛かったですね。

 

かなり疲れていたので20時には就寝。

 

翌日からいよいよ本格的なトレッキングのはじまりです!!

 

3日目に続く

 

 

kuragekato.hatenablog.com

 

 

 

アイスランド・ロイガヴェーグル4日目

アイスランドのロイガヴェーグル56kmトレッキング4日目(最終日)の記事です。

 

1日目はこちらから!http://kuragekato.hatenablog.com/entry/2019/04/20/22453

2日目はこちらから!http://kuragekato.hatenablog.com/entry/2019/04/20/234613

3日目はこちらから!http://kuragekato.hatenablog.com/entry/2019/04/21/180823

 

残るはあと15km。ゴール地点のバスターミナルを目指します!

朝はコーヒーで体を温めます。

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3日目〜4日目にかけて進むにつれてだんだん川の幅が広く、谷が深くなっていきます。

まるで地学で地球の歴史的なやつを見ているような気分です。

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出発して1時間も立たないうちに、な、なんじゃこりゃ〜!という絶景とご対面。遠くの氷河がかっこよすぎる。黄色いお花が天国すぎる。

 

いい位置にある大きな石に座ればまるでゲームの中の旅人みたいに見えます。

 

ここで先ほど遠くから見えていた川を渡るのですが、流石に急流なので、3日目のように川に入るわけではなく、かかっている橋を渡ります。谷が深くなってくるので4日目の前半は橋をかけてある箇所がほとんどでした。

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この辺りから植物のサイズがだんだん大きくなってきます。

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そして遂に!このトレッキング初の木と対面します笑。逆にこれまで全く木が無くてほぼ苔だったのが驚きです。

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地形もダイナミックになっていきます。川に抉られている感じがよくわかる…

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しばらく歩くと、割と長めの平坦な道があります。

 

この一本の道を歩き切ったところにある丘には、羊がいました。可愛い。

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このトレッキングでおそらく最後の見晴らしスポットからの景色!!これまで歩いた道に思いを馳せます。

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最後の川渡りです。もはや気合いです。

 

この辺はかなり木が生い茂ってますが、一本一本の木の高さは低くて、苔→少し背の高い草→低木と、徐々に森が育って行く様子を感じられます。

 

そして、遂に!!56kmのゴールが見えてきました!!

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めっちゃ嬉しそうです。

 

タンポポが咲いています。ゴールが祝福されているような綺麗なキャンプ場でした。

 

焚き火台の前のベンチに腰掛け、ゆっくりとバスを待つ・・・

はずでした。

 

バスを待っていてる人たちと会話していて、衝撃の事実が発覚します。どうやら、ここからレイキャビク市内に戻るバスは複数の会社のものがあり、我々は別のバス停があるキャンプ場についてしまったようなのです。さっきあんなに浮かれてガッツポーズしてたのに笑

 

残り1.5kmバスの出発まで30分。慌てて装備を整えてもう一方のバス停に向かいます。

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急いでいたので、この辺りはあんまり写真がありません笑

ギリギリでしたが、なんとかバスに乗ることができました。

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とんでもなくタイヤが大きなバスに乗り、川を渡ります。

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これで帰れる安堵しながら・・・車窓から滝を眺めていたら、

 

トラブル発生!

なんと、走行途中にバスのドアが閉まらなくなってしまい、40分ほど足止めをくらいます。果たしてその日のうちにレイキャビクに帰れるのか・・・

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結局ドア開けたまま走っていい?と運転手に聞かれて、車内全員一致でOK!だったので、とりあえずドアが開いたまま40分弱走り、別のバスに乗り換えて無事レイキャビクに帰りつくことができました。良かった。真面目に今夜帰れなかった場合の宿泊プランを話し合ってました笑

 

そんなこんなで、4日間でロイガヴェーグル56kmを無事に歩き終えることができました!!!

絶景に感動し、私たちが目にするいろんな地形ってこんな風にできたんだな〜ということを目の当たりにできた最高のトレッキングでした!

是非山好きの方、アクティブな海外旅行好きにはチャレンジしていただきたいです。

 

私のブログは絵日記的な情報しか載ってないので、行きたい!と思った方はこっちのブログを参考にして、旅の準備を進めてみてください!

 

備品の情報:https://rfushimi.hatenablog.jp/entry/2019/04/20/170553

情報収集編:https://rfushimi.hatenablog.jp/entry/2019/04/20/174628

推しポイントまとめ:https://rfushimi.hatenablog.jp/entry/2019/04/20/170553

 

 

アイスランド・ロイガヴェーグル3日目

 

アイスランドのロイガヴェーグル56kmトレッキング3日目の記事です。

 

1日目はこちらから!

 

kuragekato.hatenablog.com

 

2日目はこちらから!

kuragekato.hatenablog.com

 

小屋で迎える3日目の朝です。

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いろんな国籍の人たちがトレッキングを楽しんでいて、ドミトリー形式の部屋に泊まるので、少し話をする機会もありました。私たちはイスラエルから来た医学生カップルとだいたい同じペースで進んでいたので、道中会ったら写真を撮りあったりしていました。

また、この小屋では百戦錬磨のアメリカ人トレッカー夫婦とも少し話したのですが、彼女らはなんと2日で、私たちが4日で歩こうとしている全行程を歩いていて驚きでした。中国から留学に来たお医者さん達に英語を教える仕事をしているそうです。

 

スタート時は少し雨が降っていたのでフードを被り、ザックにカバーをかけて出発です。

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苔生すって感じですね。

 

歩いていると1時間ほどで霧が晴れました。

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たくさん写真をとったお気に入りのトンガリ

 

川が地形を削って谷が出来ていくんだなっていう地学で習ったことを目の前で見ることができるのがアイスランドです。

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この日の目玉は何と言っても川渡り!!!3日目は2回、4日目に1回、約20mほどの川を渡るイベントが発生しました。事前にサンダルの用意が必要です。靴をザックにくくりつけ、川を渡る準備をします。

 

冷たい、とにかく冷たくて足の感覚をなくします笑

浅くて流れが比較的ゆっくりなところを選び、とにかく転ばないように進みます。

 

ジープで渡る人もいれば、

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サンダルがない彼女のために、一回渡って荷物を対岸に運び、また戻って、彼女をおんぶして渡っているカップルもあり!

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基本人はまばらなのですが、川では少しトレッカーがたまるので、その場にいた人たちで彼を応援していて、無事渡り終えた時には拍手しました笑

 

川は辛いのですが、この辺りからちらほら植物も増えてきて、景色には飽きずに歩けます。

 

2日目のキャンプ地から12km歩いてきて、今夜のキャンプ地まであと3km!

この辺りは平地が多く、足は辛くないのですが、溜まってきた疲れが現れる頃でもあります。

 

気温がコロコロ変わるロイガヴェーグルでは、さっきまで雨や霧の中にいたかと思いきや日差しが強くてサングラス無しでは厳しい状態にもなります。体温調節できる服装はマストで、休憩の際にインナーダウンを着たり脱いだりして調整しました。

 

どうにか残り3kmを歩き切って今夜の小屋に到着です。

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岩にペイントされてるのが可愛い。アイスランドの地名は基本なんて読むのかわかりません…笑

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今日歩いた道にあった山々の名前を解説している絵があって、歩ききれた感動を噛みしめます。

 

3日目の小屋の推しポイントはこの食事スペースです。風除けのテントの中に机があって、落ち着いて食事ができたのが良かったです。

 

アマノフーズフリーズドライの親子丼が衝撃的に美味しかったです…!!!

 

この日は天気も穏やかだったのでテント泊にしました。

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歩き出すまでははちゃめちゃに長く思えた56kmのトレッキングも残り1日。

ゴールまで波乱万丈な4日目に続く。

4日目記事:http://kuragekato.hatenablog.com/entry/2019/04/21/191253

アイスランド・ロイガヴェーグル2日目

 

アイスランドのロイガヴェーグル56kmトレッキング2日目の記事です。

1日目はこちらから!http://kuragekato.hatenablog.com/entry/2019/04/20/224537

 

2日目は全4日の中で最も感激した1日でした。文才ゼロなので、小学生の絵日記レベルの構成力で、朝から夜まで順にお伝えします。

 

2日めの朝、この日の朝はイギリスのAmazonで注文したアウトドア用レトルトパウチを食べるところからスタートしました。

チョコレートプディングと書かれた明らかに平らなパッケージから美味しさは全然期待してなかったのですが、意外と美味しかったです。

 

こんな感じの鍋を持参して温めました。

 

朝ごはんを済ませて、体を温めてから2日目出発です!

初めのエリアは主に雪原でした。縮尺がおかしいけど手前の黄色い人影が私。

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めちゃくちゃ霧に囲まれました。

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苔もあまり生えていない雪原と土の世界。地球というよりはどこか別の星を歩いているような気分です。

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先が見えない…

 

出発して2時間、先が見通せない霧の中を歩くのに疲れが出てきたころ、霧の奥の方に何かが見え始めました。

 

そこを進んでいくと・・・!!!

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なんと!!!!

RBGのニューワールドが広がっていたのです!!!!!!

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ジュラ紀?みたいな、この世のものとは思えないような湖!

ゲームの世界に入ったみたいでした。

これぞRoad to victory!

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このエリアでいろんな登山者のグループの人の写真をとってあげたりして仲良くなりました!後ろ姿もかっこいい!遠くの氷河が最高に異世界感です!

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一緒に旅したグレゴリーのリュックを主役に写真も撮りました笑

 

もっとこの景色の中に居たいのは山々でしたが、今夜の小屋にたどり着く必要があります。湖の麓に小屋があるそうです。そりゃこんな湖あったら小屋を建てたくなりますよね!!

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下りは結構急で、岩場もあるので靴が合わないとしんどいです。足に負担をかけないよう、休憩を挟みながらゆっくり慎重に下ります。

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下っていくと、だんだん苔の毛足が長くなっているように感じます。もふもふして気持ち良さそうな苔近影。

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下りで足に負担がかかってヘトヘトでしたが何とか2日目の小屋に到着〜!!!

この日は疲れが溜まっていたのもあり、テント泊ではなく小屋泊を選びました。夜は風が強く、雨も降っていたのでこの判断は大正解だったと思います。

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カラフルなテントが可愛いです。

 

少し早めに着いたので、湖の辺りでのんびりしました。

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夕飯は小屋のキッチンで食器を借りられたこともあって見た目が豪華!

イギリスから持ってきたチャーハンとタンドリーキチン、トマトが彩りを添えています。日本から持ってきた味噌汁は疲れた体に染み渡ります。

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シャワー待ちはそれなりの列だったのですが、待っている間に近くにいたスペイン人のおばさんと仲良くなって一緒にストレッチをしました。人懐っこくて良いストレッチ法を教えてくれて楽しかったです。

簡易二段ベットが並ぶ小屋ですが、雨風の音を聴きながら屋根ってありがたいなと心底思いながら眠りにつきました。2日目はこれにて終了です。

 

3日目に続く。

kuragekato.hatenablog.com